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オートマタ作家・堀江出海

1948年・東京都江戸川区小岩生まれ

 18世紀~19世紀末に栄えたフランスの時計職人達が生み出した
ゼンマイ仕掛けのからくり人形』に魅せられて、
これまで動く芸術品の数々を現代に再現してきました。
 現在は、茨城県常陸大宮市にアトリエを構え、時計職人として、
そしてオートマタ作家として日々活動しています。
 これまで培ってきた彫刻技法や精巧技術を、余すところなく投入した作品をご紹介致します。


『オートマタ』とは・・・

19世紀から20世紀の初めにかけて、フランスを始めスイスやドイツなどのヨーロッパ諸国でつくられた、
精巧な動きを見せる美しいゼンマイ仕掛けのからくり人形・・・それが『オートマタ』です。

貴族たちの贅沢な愛蔵品として、当時の時計職人達が腕を競って作ったオートマタ。
なかでもパリにアトリエを構えた19世紀の作家レオポルド・ランベールの作品は、その最高峰と讃えられる芸術品です。
現在サザビーズやクリスティーズなどのオークションで、ごく希に取引され、世界中の愛事家の注目を集めています。
『手紙を書くピエロ』1999年作

オイルランプのほのかな灯りのもと、真夜中のテーブルに向かい、
一人手紙を書くピエロ。
哀愁に満ちたオルゴールの調べが流れ、ピエロは便箋の上にペンを走らせます。
やがて彼は睡魔に襲われ、頭をたれる。
ふと気づくとランプの灯りは今にも消えかかっており、目を覚ました彼は、ランプの灯りをともして、再び恋文をしたため続ける・・・。
19世紀フランスの名匠ランベール作「手紙を書くピエロ」を復刻しました。
ヨーロッパのオートマタが紙の張子(はりこ)で、衣装が接着されているのに対し、こちらの作品は手彫りの天然木製ですので、機械部分の修理が可能で、その上に衣装を着せています。
手縫いの衣装や台座の象嵌細工(ぞうがんざいく)など、細部までこだわった作品となっております。
お知らせ・最新情報

2024.05.23 オートマタ作家 堀江出海・公式ホームページを開設しました。

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