♪ 再生中の曲は、パッヘルベル作曲の『カノン』です。
『PORTER』MUSIC BOX COMPANY SWAN ERITE
米国ポーター社は、1974年、ドワイト・ポーターと数人の技術者によって、バーモント州ランドルフに設立されたミュージック・ボックスメーカーです。ドイツのポリフォン社、これをアメリカで引き継いだレジーナ社のディスク式大型ミュージック・ボックスは、今や骨董市場でもなかなかお目にかかれない逸品として、コレクター垂涎の的となっています。ディスク式ミュージック・ボックスとは、シリンダー式の製品とは異なり、ディスクの交換によって好きな曲を演奏させることができる点にメリットを持っていますが、この方式を確立したレジーナ社の製品を、今日に蘇らせている世界唯一のメーカーがポーター社です。ポーター社の工房からは、伝統の技術と最新のノウハウを踏まえ、1年間に限定数しか製造しないというポリシーによって、高い品質を維持されたミュージック・ボックスが世に送り出されており、その1台1台に「完璧ならざる物は世に出さない」という、ドワイト・ポーターの一徹なクラフトマン・シップが結晶しています。
<サイズ>
●高さ:1,060mm
●横幅:530mm
●奥行:530mm
●付属として6枚のディスクが付いています。
●追加のディスクについては、1枚につき¥20,000にて注文できます。※ディスクリストをご参照下さい。
販売価格 ¥3,850,000(税込)
『DENT CLOCK』
デントは1814年、エドワード・ジョンソン・デントによってイギリスのロンドンで設立された、高級腕時計と時計のメーカーでした。イギリスの国会議事堂に聳え立つ、通称「ビッグ・ベン」は、1852年、この「ビッグ・ベン」の時計を建設するための契約を、天文学者であったロイヤルのジョージエアリー卿からデントに授与されました。合計1,800ポンド(現在のおよそ208,100ポンドに相当)エドワード・ジョン・デントはエドモント・ベケット・デニソンの設計に従って時計を製造することになっていましたが、エドワード・ジョン・デントは1853年に亡くなり、仕事を完了するのは息子のフレデリック・デントに引き継がれました。
コングリーブ置時計
これは19世紀初頭、イギリスのコングリーブ卿が考案したローリング・ボール・クロックで、初期のものがロンドン市庁のクロックメーカー博物館に陳列されています。ムーブメントが不思議な作りで、催眠術にでもかかりそうな動きをします。つまり、上下動と左右の動きの組み合わせで、小さな金属製の球が、傾斜している真鍮製のお盆の上を、歯車を外しながらジグザグ下降して、3種類の文字盤の針を動かす仕掛けです。設計上の理由で時計表示は正確ではありません。しかし、クロック史上、貴重な時計としていつの時代にも人気があります。
<サイズ> ※ガラスケース含む
●高さ:358mm
●横幅:267mm
●奥行:254mm
販売価格 ¥1,650,000(税込)
『Sevres』
1756年、ルイ15世の寵愛を受けたポンパドール夫人の提案で、王立御用達ヴァンセンヌ窯が、パリからベルサイユの眼下セーブルの地へ移されました。1759年、フランス王立セーブル製陶所となり、国窯として2世紀半、今もフランスの文化と美を伝える優れた陶磁器を生み出し続ける国立セーブル製陶所の歴史はここに始まります。18世紀、その前身でもあるヴェンセンヌ窯(1738年設立)は、東洋芸術の模倣が顕著でした。セーブルは、その様式を受け継ぎながらも当代一流の化学者、画家、彫刻家、金工家の参加によって独自の世界を創造しました。「王者の青」「ローズ・ポンパドール」と呼ばれるセーブルの色、華美で鮮麗な装飾、独特の風合いを持つソフトペーストなど、ヨーロッパ陶磁器界でも他の追従を許さないセーブル芸術が、宮廷文化の中に花開いたのです。こうしてセーブルは、当時ヨーロッパに君臨したベルサイユ宮殿を飾るにふさわしい豪奢にして繊細、華麗にして優美な陶磁器を製作しました。また、時の王や王妃の日用品、贈り物にも用いられ、時代様式を色濃く反映して、まさに富と権力の象徴として発展していきます。盛名を馳せたセーブルも、国窯という背景から生産は非常に限定され、世の人々の目に触れることはなく、「希少な陶磁器」と呼ばれました。今日に至っても、生産量は年間約6,000ピースと限定され、そのほとんどがフランス国家のために作られます。この少量生産は、「最高の作品を作り出す」ための必然であり、その希少性ゆえに誇り高きセーブルの名声は一段と高まっています。これだけの大きな作品は大変に珍しく、大抵の場合は焼いている途中でその多くが割れてしまい、残っている作品は珍しいです。オラス・ヴュービル氏の絵付け(デザイナー兼絵付師、セーブルでの活動期間は、1879~1925年)
<サイズ>
●高さ:715mm
●横幅:715mm
●奥行:85mm
●本体直径:510mm
●本体厚み:60mm
販売価格 ¥2,750,000(税込)
『手紙を書くピエロ』1999年作
オイルランプのほのかな灯りのもと、真夜中のテーブルに向かい、一人手紙を書くピエロ。哀愁に満ちたオルゴールの調べが流れ、ピエロは便箋の上にペンを走らせます。やがて彼は睡魔に襲われ、頭をたれる。ふと気づくとランプの灯りは今にも消えかかっており、目を覚ました彼は、ランプの灯りをともして、再び恋文をしたため続ける・・・。19世紀フランスの名匠ランベール作「手紙を書くピエロ」を復刻しました。ヨーロッパのオートマタが紙の張子(はりこ)で、衣装が接着されているのに対し、こちらの作品は手彫りの天然木製ですので、機械部分の修理が可能で、その上に衣装を着せています。手縫いの衣装や台座の象嵌細工(ぞうがんざいく)など、細部までこだわった作品となっております。
<製作期間>
●約一年
<材質>
●天然木製(南洋アガチス材)
●衣装はソフトサテン地
<サイズ>
●高さ:620mm
●横幅:600mm
●奥行:430mm
●50弁オルゴール搭載(曲目は「皇帝円舞曲」「シシリエンヌ」「モルダウ」からお選び下さい)
●腰掛後部のつまみを引くと約4分で一連の動きを終了します。
●つまみを引いた状態で、ゼンマイが解けるまでエンドレスで動きます。
販売価格 ¥3,300,000(税込)